ギックリ腰はどのようにして起こるのか
頻発するギックリ腰に別れを告げませんか?・年に数回ギックリ腰になる
・力仕事で重たい荷物を持つ
・長時間の座り仕事をしている
・身体の疲労が取れていない感じがする
・身体が硬くなっている
・シップや内服薬などの鎮痛薬を使用している
・腰痛になった過去がある
このような方にお勧めの記事になります!
目次
ぎっくり腰とは
ぎっくり腰は突然起こる腰の痛み(腰痛)を指し、一般的に用いられる通称です。検査や診断の際に特定の原因が見つからない場合、急性腰痛と呼ばれます。強い痛みのため、日常生活や仕事に支障をきたすこともあります。
例えば、トラックからの荷物の仕分けや長時間の座り仕事、寝ていて起き上がるとき、物を取ろうと体をひねったときなど、さまざまな状況で起こります。筋肉の疲労やオーバーワーク(使い過ぎ)により柔軟性が低下し、些細な動作で痛みが出ることもあります。骨や関節のズレにより腰椎の関節に炎症が起こり、関節を動かしにくくし痛みを発生させることもあります。
筋肉をほぐす方法
腰部の多裂筋、腰方形筋、下半身の腸腰筋、ハムストリングス、殿筋群が硬くなることがあります。腸腰筋は体を前に倒す、股関節を曲げるときに使われる筋肉で、座り姿勢から立ち姿勢になるときにスムーズに伸びなくなります。殿筋群は座り姿勢やしゃがみ込みの姿勢を行っていて、小殿筋、中殿筋が収縮し、急に伸張されると防御反応で伸びなくなります。
筋肉の動きが固まり動きにくくなると、筋肉の付着している骨や関節の動きまで歪んでしまいます。筋肉がコリ固まることで動けなくなり、患者様に対して痛みのない範囲で動かし、疲労物質の代謝を手助けします。筋肉の付着している部位の近くは組織的に固まりやすいため、その部分や筋腹をほぐしたり、ストレッチやスポーツマッサージを行いながら組織のコリ固まった部分をほぐします。
対策
痛みが出ない範囲で日常生活を過ごすことが治癒を早めます。安静にすると痛みがないため安静にする方がいますが、血液循環が悪くなり、安静時は立っている時よりも血液循環が悪くなるため、出来る限り家事や軽い運動(散歩)を行うと良いです。家事やお買い物などで身体に負担が大きくないものを積極的に行うことで、下半身の筋肉が血液を循環させるポンプの作用を行い、筋肉の過緊張の緩和や体内の老廃物の代謝を促します。
ぎっくり腰に対して冷やすことやコルセットを巻くことは良いとされていますが、実は良くありません。腰痛に対して筋肉を冷やす行為を行うと感覚が悪くなり、一時的に痛みを感じにくくなりますが、血液循環が悪くなり筋肉が硬直してしまい、疲労物質の代謝が悪くなることで動きにくくなります。コルセットは痛みを軽減させるために推奨されることがありますが、筋肉や関節の動きを固めてしまうため、外して動く際に痛みを伴います。コルセットは痛みのある時以外の着用は極力避けるようにしましょう。
シップには冷シップや温シップがあります。冷シップは炎症期に血流量を下げ、腫れや炎症の進行を抑えます。温シップは皮膚温度を上げることで血管を拡張し、血流量を増加させます。温めることで筋肉の緊張を緩和する役割もありますが、炎症期や急性期に腫脹や熱感がある場合は温シップを使用すると痛みが増す可能性があるため注意が必要です。
予防
姿勢改善、運動療法や症状改善のためのストレッチやマッサージが有効です。日常生活で意識すべき姿勢や体勢、力を入れる際のポイント、そして自宅でできるストレッチ方法をお教えします。コア(深部筋肉)をトレーニングして身体の安定性を向上させ、腰部に負担がかかりすぎない方法を指導します。
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